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e-Residencyの有効期限が3年から5年に! 電子国民は要チェック!

エストニア,,e-Residency

今回は、先日e-Residencyチームからあった「有効期限の延長」の発表について、その概要と対応方法をまとめたいと思います。従来3年だった有効期限が5年になるということで、対応する必要があるユーザーさんも多いはず!

e-Residentの方はぜひこの記事に沿ってご自身のカードを一度ご確認ください!

発表の概要

エストニアのe-Residencyチームは、かねてからe-Residencyカードの有効期限を3年から5に伸ばす方針を発表しており、既に20185月以降に発行されたカードは有効期限が5年になっています。

したがって今回は、2018430日以前に発行された約32,000枚のカード(有効期限が3年だったもの)を現行の5年に延長する特設措置を発表した形です。

延長に伴っては、特に大使館やオフィス等に訪れる必要なく、オンライン上で完結しますこれも電子国家エストニアらしいですね。

Alex
Alex
ぼくのカードは5月以降に発行したものなので、有効期限が5年のものでした!

 

更新方法

有効期限が3年で延長したい方は以下のステップに沿って作業を完了させてくださいね!

  1. DigiDoc4をインストール(初めての方のみ)
  2. USBリーダーを通してe-Residencyカードを接続(緑のランプが点灯することを確認してください)
  3. 初期セットアップがまだの方はPINコードなどを設定
  4. 有効期限を5年に伸ばすことができるユーザーは、DigiDoc4の画面上部に黄色のバナーが表示されるため、クリック
  5. 説明にしたがって有効期限を更新
  6. DigiDoc4のMy eIDをクリックして、有効期限が印字されているものより2年伸びていることを確認する

有効期限までの間であれば、この更新作業はいつでも可能ですが、一度更新作業を始めた場合は30日以内に完結させる必要があります。更新作業が30日以内に完了しなかった場合はIDカード自体が無効になってしまうので注意してください。

また、更新作業中に新しいPINコードを発行する必要があるようです。記憶できるか不安、という方はメモとペンを予め用意しておくと良いでしょう。

有効期限が到来間近という方や、更新作業中に不具合が生じたという方は、e-Residencyチームに直接連絡することで対応していただけるとのこと。こちらのウェブサイトにアクセスのうえ、右下のAsk Helpからコンタクトしてみてください。(英語のみ)

稀にWindowsユーザーで更新用のバナーが表示されないというバグもあるようです。その場合は、既存のDigidoc4をアンインストールの上、こちらのリンク(直接インストールされます)から再インストールしてみてくださ。

また、もし延期を望まない場合でしたら、作業をせずにそのままで大丈夫です。

Residencyチームの最近の動向

このように、e-Residencyチームは、ユーザーの利便性を第一に考え、ポリシー変更に際しても全てのユーザーが平等に扱われるように対応をしています。

最近のe-Residencyチームの動向を見ていると、2019年の対応銀行拡大に先立って、現在は既存ユーザーの満足度向上に向けて動いている期間という印象を受けます。

プロモーション施策としても、最近ではエストニア国内でエストニア語でイベントをやっているのみで、海外向けのイベントは数を抑えているようです。その分、来年からは大規模なプロモーションが予想されますし、e-Residentの数もここからまた急速に拡大することが期待されますね!

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Alex
SetGo Co-founder / エストニアe-Residency公式ライター エストニア在住。 2016年に世界一周に挑戦し、外資系コンサルティングファームEYを経て、2018年5月よりエストニアへ。現地では、オンライン本人確認サービスを提供している現地スタートアップ・Veriffに参画。その後、ブロックチェーンスタートアップ・blockhiveのメンバーファームとしてSetGo Estonia OÜを設立。Co-founderとして、e-Residencyと連携したサービスを提供している。